月刊不動産流通 1999年7月号 1999年6月5日発売
東京に残る大名庭園(7)-小石川植物園(文京区白山)
賃貸住宅をめぐる新たな試み
首都圏の賃貸住宅市場最新レポート
不動産流通1999年7月号の掲載内容
☆流通フラッシュ
東京駅「丸ビル」建て替え工事スタート
~旧丸ビル支えた松杭、70年ぶりに地上へ
☆特集
賃貸住宅をめぐる新たな試み
・ユーザーニーズに対応した“特化”賃貸住宅供給が活発化/住宅問題評論家 加藤憲一郎
・特徴を持たせた外観が各戸に高い付加価値を与える(外観・街づくり)-(株)ミヤマグロビス
・中庭が四季を通してゆとりある生活空間を演出(共用スペース)-(株)タカギ プランニング オフィス
・入居前はもちろん、入居後の間取り選択・調整も可能(住まい手参加型)-大成プレハブ(株)
・ 室内はステージ並みの音響効果。24時間常駐管理も(音楽家向け)-(有)王越不動産
・ 自然な隣人関係に配慮。人情味あふれる現代の「長屋」めざす(コミュニティーづくり)-(株)アクセス
・木造でも「音」の不満解消。ワンルームの限界に挑戦(遮音)-(株)アミックス
・ 空間を重視した建物設計。高額賃料にも関わらず竣工と同時に満室(高級邸宅風)-(株)ハトヤ・ (有)湧不動産
・ 立地・日当たりの悪さを企画でカバー。外構の造りで他物件との差をつける(外構・間取りを工夫)-(株)アートアベニュー
・ 内装を自由に組み立てられる都心型賃貸マンション(スケルトン方式)-森ビル(株)
・ これからは不動産も金融商品の時代に。不動産投資市場形成への第一歩(証券化)-東京建物(株)
☆特別寄稿
首都圏賃貸住宅市場最新レポート・活発化する賃貸住宅市場/アットホーム(株)経営統括部広報担当部長 岩田紀子
☆注目記事
編集部おすすめ!今月の注目記事はこれです!!
特別寄稿:首都圏賃貸住宅市場最新レポート 活発化する賃貸住宅市場
アットホーム(株)によると、今年3月の成約数は平成3年の調査開始以来最高となったそうです。ここでは同社経営統括部広報担当の岩田紀子氏が首都圏の最近1年間の市場動向、成約数・賃料の動きから、供給(登録)物件と成約物件とのさまざまな角度からの比較、消費者へのアンケート調査結果等から、ユーザーがどのような物件を求めているのかを検証しています。
この結果をみると、ニーズを満たす物件を求め移動する消費者層が垣間見えます。
特集:賃貸住宅をめぐる新たな試み
賃貸住宅も品質と企画力が問われる時代になってきました。
ユーザーが自信の生活スタイルに合わせた賃貸住宅を望む傾向にある中、「画一的な賃貸住宅」の供給過剰は続いています。 しかし、こうした賃貸住宅市場において入居者ニーズを先取りした商品を提供できるか否かが業者の優勝劣敗を大きく分けているようです。
本特集では満室を維持している賃貸住宅の成功要因にスポットを当て、さらに各社の商品企画への取り組みを特集したほか、 今話題の証券化にいち早く取り組んだ事例を紹介しています。
インタビュー:(株)河合工務店代表取締役 河合純二氏
(社)ニュービジネス協議会が毎年実施している、 旺盛な企業家精神を発揮して事業を成功させた経営者に対して贈られるアントレプレナー大賞に、 今回初めて建設・不動産分野から選ばれました。同社は一次取得者向けの低価格マンション分譲で頭角を現した会社。 コスト引き下げの創意工夫が評価されての受賞です。 このコーナーでは同社社長の河合純二氏に受賞のきっかけとなった同社の事業についてお話を伺いました。
☆掲載内容
消費者の目:
随想:ノンフィクションライター 島本慈子
一筆啓上:常習家賃滞納者への対応策を教えてください etc.
読者の皆様から寄せられたご意見に対し、業界・行政分野の専門家が回答・アドバイス
WORLD VIEW:オーストラリアの不動産オークション(Part2)
適正な不動産取引に向けて 事例研究[176]:(財)不動産適正取引推進機構調査研究部研究員 小林誠吾
PROJECT FILE:[ATCタウンアウトレットMARE 他]
私の不動産業人生:埼玉県蕨市 (株)市川不動産代表取締役社長 市川廣利-中-
行政の窓口から:茨城県企画部水・土地計画課課長補佐 海野富夫
金融関連基礎知識Q&A[7]:「『PFI』って何のこと?」/(株)三和総合研究所銀行コンサルティング室コンサルタント 黒崎浩
インタビュー:(株)河合工務店代表取締役 河合純二氏に聞く
アクティブ・カンパニー:(株)長谷工コミュニティ
FINDER:[マンション建て替え決議は「有効」]
談話室:街のマーケティング・リーダー/東京大学助教授 竹内佐和子
MARKET INDEX:
不動産NEWS CLIP:
関連法規Q&A:建設省建設経済局不動産業課 森川泰敬