月刊不動産流通 1999年4月号 1999年3月5日発売
東京に残る大名庭園(4)-六義園(文京区本駒込)
1999年の不動産市場はどう動くか
日本初の金融工学研究機関
不動産流通1999年4月号の掲載内容
☆流通フラッシュ
販売現場に活気!新築マンション市場
☆特集
1999年の不動産市場はどう動くか
●<総論>住宅需要の盛り上がりがカギに/(株)第一勧銀総合研究所調査本部産業・経営調査部上席主任研究員 石澤卓志
・都心部依存型の供給が続き、特に大型物件・高層物件が増加(マンション市場)/(株)不動産経済研究所企画調査部課長 福田秋生
・99年度は「減税効果」に期待。環境がテーマの商品開発もトレンドに(戸建て住宅市場)/(株)ミサワホーム総合研究所社会開発部長・市場調査室室長 星野俊樹
・税制改正が購買意欲を刺激し、市場は強含みで推移(中古住宅流通市場)/三井不動産販売(株)調査鑑定室長 針谷博史
・景気低迷と不良債権が賃貸住宅市場を活性化させる(賃貸住宅市場)/日本賃貸住宅管理業協会会長代行井関 清
・依然として旺盛なオフィス移転需要。テナントニーズは立地よりビル性能へ(オフィスビル市場)/(株)オフィスビル総合研究所代表取締役 本田広昭
・投資案件の供給にはかなりの期待。課題はノンリコースファイナンスの供給(不動産投資市場)/三井不動産投資顧問(株)取締役法人営業部長 冨川秀二
・加速するリゾートニーズ。需要は確実に顕在化へ(リゾート市場)/(株)レゾン代表取締役・「月刊リゾート物件情報」発行人 森田光昭
☆注目記事
編集部おすすめ!今月の注目記事はこれです!!
特集:1999年の不動産市場はどう動くか
毎年掲載しているこの企画。今年(度)の不動産市場を予想する上でキーワードとなる事例を各市場ごとに掲載しています。
今年はこれまでの5分野(マンション市場、戸建て住宅市場、中古住宅流通市場、沈滞住宅市場、オフィスビル市場)に加えて新たに「不動産投資市場」「リゾート市場」を掲載。また日本経済と不動産市場をテーマとした総論も掲載し、マクロ的な視野からの予測もたてています。
インタビュー:日本初の金融工学研究機関
東京工業大学が4月に設立する日本初の金融工学研究機関「理財工学研究センター」について、設立準備委員会委員長である今野浩氏(同大学教授)にお話を伺いました。
この研究センターでは高度な数理工学的手法を使った資産運用技術や金融派生商品の開発・評価基準の計量化、電子メディアを介した資産調達・運用などの研究活動を行うというのもの。一言でいえば金融ビジネスにおけるハイテクの研究機関です。欧米先進国に比べて遅れをとっている日本の金融ビジネスを様々な方面から支援すべく設立されました。
ここでは設立動機のほかにも今野氏からみた不動産業における金融工学の活用についてお話いただきました。
☆掲載内容
消費者の目:
随想:京都文教大学人間学部教授 西川祐子
TOPICS:「平成11年度建設省関係予算案の概要」/建設大臣官房会計課
WORLD VIEW:首都移転で激動の時を迎えるドイツ(Part3)
一筆啓上:読者の皆様から寄せられたご意見に対し、業界・行政分野の専門家が回答・アドバイス
INFOMATION:
PROJECT FILE:[つくば国際会議場、神戸国際会館、アルネ・津山]
私の不動産業人生:青森県八戸市 (有)白銀不動産代表取締役 佐々木勝彦-中-
行政の窓口から:建設省建設経済局宅地課民間宅地指導室 早川俊章
インタビュー:東京工業大学理財工学研究センター設立準備委員会委員長 今野浩氏に聞く
通達・人事異動 :
アクティブ・カンパニー:(株)日住サービス
適正な不動産取引に向けて 事例研究[173]:(財)不動産適正取引推進機構調査研究部調査課長 村上秀樹
FINDER:[「トコロテン方式」の住宅政策を]
談話室:住み替えのための流通ルールを/ジャーナリスト 藤原房子
MARKET INDEX:
不動産NEWS CLIP:
金融関連基礎知識Q&A[4]:「ヘッジファンドって何?」/(株)三和総合研究所金融調査室副主任研究員 黒崎浩
関連法規Q&A:建設省建設経済局不動産業課 森川泰敬